【ネットオークションで価格高騰中】サントリーウイスキー「白州12年」「響17年」販売休止
いま海外での人気や国内のハイボールブームを受けて国産ウイスキーの一部商品が品薄になっている。サントリーホールディングスの傘下のサントリースピリッツは「白州12年」と「響17年」を2018年6月以降、順次販売休止にすると発表した。
1983年をピークに縮小を続けたウイスキー市場は2008年に底を打って以降再び売り上げを伸ばし続けてきた。国内ではハイボールブームが到来しウイスキーの消費を加速させていった。また2017年夏にイギリスで開かれた品評会『インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ』で「響21年」が最高賞に選ばるなど、国産ウイスキーの世界的な評価が高まっている。
ウイスキーの原酒熟成には数年〜10年以上かかる。いま販売しているウイスキーのほとんどはウイスキー市場低迷期である2000年前後に仕込んだため、需要増加を見込めず原酒が足りず需要に追いつかなくなったと考えられる。
大手飲料メーカーはウイスキーの増産に乗り出し設備投資を開始した。しかし将来の需要は正確には予想できないため巨額の費用が無駄になる可能性もある。今後のウイスキー市場に注目していきたい。
そして何より筆者が注目したのは、販売休止の発表を受けネットオークションではウイスキーの価格が"超高騰"しているという事。
「白州12年」定価8,500円
10倍の85,000円で売られているものを発見した。
しかしそれを超える衝撃がこちらの「響17年」定価12,000円
もう一度言う『定価12,000円』だ。
648,000円ってなんだ。定価の54倍だ。桁がおかしい。多少定価よりも値が張るのはわかるがこれはあまりにも衝撃的だ。
いま多くの販売店で売り切れが続出している。それを狙い、銘柄を買い占める悪質な転売ヤーも少なからずいる。定価の何倍もの値段で買うのはかなり厳しいと思う。国産ウイスキーが好きな方には今の内に買いだめておくことをオススメしたい。